一過性健忘症になった母の話
母が最初に体調不良を訴えたのは3月頭。いつもの通り5時に起きた母は、突然の吐き気と腰の痛みに襲われてトイレにこもる。トイレから出てきてしばらくすると「今日何月何日?」「なにすればいい?」とカレンダーを見ながら立ちすくんでいた。私はそこで母が重大なことになっているとは思わなかった。
— ANNE (@clairciel_larme) 2015, 4月 12
いつもなら朝ごはんもお弁当も他の家より(他の家のことはあまり分からないけど)きちんと作ってくれる母だったが、その日はそんな様子だったので、17年間生きてきて、初めて朝ごはんが無い日となった。とりあえずそこらへんの食パンを食べて家を出た。
— ANNE (@clairciel_larme) 2015, 4月 12
学校に着いてから母の様子を考えていると、日付を聞いてきた母の様子が尋常じゃないことにだんだん実感が沸いてきて、朝いつも通りに家を出たことを後悔して、心配で、授業がどうでもよくなった。
— ANNE (@clairciel_larme) 2015, 4月 12
部活は中1の頃からほとんど休んだことはなかったけど、その日は休んでとりあえず家に帰ったら、仕事に行ったはずの父が家にいた。仕事は?と聞くと母の朝の様子を尋ねられた。私が家を出た後、父が起きてくると、母はカレンダーの前に立って、今日がいつなのか、父に何度も聞いてきたそう。
— ANNE (@clairciel_larme) 2015, 4月 12
父が病院に連れて行く頃にはもう普段通りの母に戻っていたそうだが、一過性健忘症と診断されたそうだ。調べて見ると、再発する可能性は低く、とりあえず安心。母に聞くと、早朝のひどい腰痛と吐き気の記憶はないそう。そして、その後の記憶も5.6時間くらいないそう。
— ANNE (@clairciel_larme) 2015, 4月 12
母は一過性健忘症になったことに結構ショックを受けていて未だに消化できてないし、その時なにもできなかった私も自分自身が憎くて消化できてない
— ANNE (@clairciel_larme) 2015, 4月 12