夢と現実はいつも少し違う

地方大学生の備忘録。

近すぎて見えないから

シャボン玉は飛んで、そのあとパチンと弾けて割れる。

太陽が東から昇るように、雨が川から海に流れ出るように、夜が来れば朝が待ってるように、貴方にとっては貴方が貴方である。

それは貴方が貴方として生きてきたからに過ぎない。

でも西から昇った太陽のように、下流から逆流する川のように、明日が来ない夜があるように、目に見えない匂いもしない貴方が存在する。

見えない貴方に夢や愛や期待や希望を傾ける。

見えない貴方が私の原動力となる。

だって貴方が見えないから。

またシャボン玉がパチンと弾ける。かけがえのないそれを手放すかのように。

見えない貴方は住む世界の違う人間に励まされ、助け合い、慰め合い、傷つけられ、傷つけ続ける。

貴方が見えない間中ずっと。